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レオとミケ、天才の競演

どうもまったり経理ーマンです。

今日も三菱一号館美術館に行って参りました。

美術館によく行く方はよくご存知かと思いますが、金曜はたいがいの美術館が遅くまでやっています。三菱美術館も8時までやってますので、今日も行って参りました。

三菱の年間パスポートはもう1人連れ合いを連れて行けるのがいいです。いつもは1人が多いですが、今日は2人で入りました。

さて、今回のテーマはレオナルドとミケランジェロの素描(そびょうと読みます)ですが、これが初っ端から本展覧会チラシのデザインになっている素描画で始まり、部屋毎にテーマに沿って2人について描き方だけではなく、書き残された手稿や言葉で人生感や考え方のスタンス等を浮き彫りにしていてなかなか良かったです。

レオナルド・ダ・ヴィンチ - Wikipedia

ミケランジェロ・ブオナローティ - Wikipedia

特に印象的だったのが2人のフィレンツェでの戦闘場面の壁画(残念ながら完成しませんでしたが)で競演する流れの中でミケランジェロの肉体美(というより筋肉美)に対してレオナルドは筋肉と躍動感なら馬という形で答えを出してその素描がまたリアリティが溢れて綺麗なこと綺麗なこと。ミケランジェロは筋肉を理想の姿で書くのに対し、レオナルドは写実を重視しているので、ミケランジェロの肉感的なボリュームと躍動感に勝てるのは人ではなく馬しかないと決めてたんでしょうね。馬の素描画たちは一つ一つは小さいですが個人的には今展覧会で最もお勧めです。

また、ミケランジェロが男性的な描写が多いのに対してレオナルドの方はスフマートという手法もあり、女性がなんとも言えない美しさまろやかさです。女性らしさについてはレオナルドは写実を超えて理想化しちゃってますね。そういうところも対照的な2人です。まぁ、月並みですが2人の天才っぷりが分かる素描画展です。素描画であんなに上手く描けるものなんですね。2人の競演、マジ半端ないッス。ややレオナルドよりの展覧会ですかね。手稿が結構あるのでどうしてもそうなるのでしょう。レオナルド好きの私からすると良い展覧会です。またちょこちょこ行きたいです。ちなみにミケランジェロの彫刻は1つ届いていなくて7/11から展示されるようです。ミケランジェロといえば彫刻ですから、それも楽しみですね。

それにしてもこの時代、ボッティチェリラファエロ等、錚々たる芸術家が特定の都市に同時期に住んでいたりして、自然と互いに高め合っていたんでしょうね。ルネサンス期のイタリア都市はさぞやアートも熱気がすごかったんでしょう。

 

それではまた、明日もまったりいきましょう^ - ^